六角形の地形

こんにちは,Yです。

先日のTKさんのブログでハチの巣の形が六角形になる理由について書かれていました。
そこで,あ,これもだな,と思ったのですが,ハチの巣のような六角形が敷き詰められた模様が,地形(露頭)に見られることがあるのをご存じでしょうか。柱状節理(ちゅうじょうせつり)による模様です。

中学校では学習しないので、聞き覚えのない方も多いかもしれません。
柱状節理とは,溶岩が冷え固まって岩石になるときにできる柱状の割れ目のことです。
六角形に割れることが多く、隆起したり削られたりして地表に現れると,ハチの巣のような模様の地形として見られることがあります。
検索すると世界各地のジオパークでの迫力のある写真が出てきます。

さて、六角形になる理由ですが、溶岩が冷え固まって収縮するときに安定した形になろうとすると六角形になる、ということらしいです。ハチの巣が六角形になる理由の1つに,強い構造だから,というのがありますが,同じように,丈夫で安定した形をとろうとすると六角形になるということらしいです。
六角形だと割れ目を最小限におさえられる、六角形に割れると熱を逃がしやすいという話も聞いたことがあります。

そんな柱状節理ですが、ジオパークに行かなくても見ることができます。
東京ディズニーシーの、プロメテウス火山のソアリン側の通路です。
以前テレビでやっていたのでご存じの方もいらっしゃるかもしれません。

この通路は柱状節理の見られる岩石を切り出してつくったもの(という設定)のようで,地面がハチの巣のような模様になっています。通路の山側や湖側は柱状節理を横から間近に見ることができるので、もしかしたら、その大きさに少し驚くかもしれません。
ディズニーシーを訪れることがありましたら、ぜひ注意して通ってみてください。

投稿日時:2025年05月14日 14時09分30秒
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