執筆要領に思いを込めて

こんにちは。まごべえです。
早いもので2月ももう終わり。花粉の到来とともに春がやってきていますね。

おかげさまで小学改訂の業務もほぼ終わりました。
ホッとしているのも束の間,各メーカー(出版社)さんにおかれても
「新教科書が届く前に標準版の改訂作業のメドをつけておきたい」
との意向が年々強くなるようで,早くも一部教材の改訂作業が始まっております。

メーカーさんから原稿執筆のご依頼を受けて最初に目にする資料,
それが「執筆要領」ですね。
この執筆要領,メーカーさん(あるいはご担当者さん)の個性がかなり出ます。
ペラ1枚でまとめられているものもあれば,何十ページもの「大作」もあって,
「ここまで細かく取り決められるなんてすごい!」と思う反面,
「もうアナタ,原稿書けるでしょ」とさえ思ってしまうほど。(←口にはしませんけど)

―そうなんです。メーカーのご担当者さんは原稿が書けるスキルをお持ちながら,
社外に執筆の依頼をするのがお仕事。
だからこそ,執筆要領にご自身の思いを込めて…
結果,ついつい分厚くなってしまうのでしょうね。
でもその分,いろいろなケースが想定されていますから,
「このとおり作ってくれたら問題ないです」ということになります。

いっぽうで,メーカーのご担当者さんからは
「執筆要領をしっかり作っても,案外読み込んでもらえなくて。。。」というお話も
お聞きしますから,モヤモヤされる心中,お察しいたします。
僭越ながら個人的には,
「執筆要領はなるべく原則ルールの周知にとどめて,
 細部や例外はそのつど相談のケースバイケースで」
というのがお互いやりやすくて,効率的かな…と思います。

ご担当者さんが持っておられるであろう,
文章にしにくいけど汲み取ってほしい思い(=改訂の度合いとかニュアンス)は,
やはりご担当者さんと直接話してみないと感じ取れないような気がします。

思いをしっかり汲み取って受け止めて,中学改訂もがんばっていきましょう。

ではまた!

まごべえ

投稿日時:2024年02月28日 14時47分41秒

めんどくさい歴史好き

こんにちは。まごべえです。
今年の初ブログです。お付き合いのほど,よろしくお願いします。

さて,今回は自分の歴史好きについて書いてみます。

人に「好きな教科は歴史です」と言うと,高い確率できかれるのが
「何時代が好き?」という質問ですね。
―私ですか?「古代と近現代が好きです」
―「へぇ,そうなんだ。。。」で会話終了。ということもあります。
たぶんきいた方としては「戦国時代」という返事を期待していたんじゃないかなぁ。
あるいは「中国史」とかね。
―どちらも苦手で何かスイマセン。

古代が好きなのは,小学生の時にはじめて買ってもらって読んだ
シリーズ「漫画日本の歴史」が飛鳥時代だったから。単純やね。
そこから奈良,平安,鎌倉…と買い進めていって,次に買ったのがなぜか安土桃山。
そして大正時代,昭和(戦前),昭和(戦後)…など。
―そう,「戦国の世」がほぼすっかり抜けています。
室町時代はたしか買って読んだものの,あまり入りこめず,江戸時代や明治時代の一部は
買いもせず,そのうちこのシリーズは絶版となったようでした。
全16巻くらいだったかな?もう40年も前の話です。

そんなこともあってか,毎年の大河ドラマも
好きな時代やテーマなら見るスタイルが定着しております。
おととしの「鎌倉殿」は久しぶりに毎週欠かさずに見てました。
一方で去年の「どうした家康」(←違います)は,「関ヶ原」のあたりを数回見た程度。
今年のは期待しながら見ています。

「大河ドラマにしてほしい時代やテーマは?」
もしNHKさんからこう聞かれたならば迷いなく
「飛鳥時代,中大兄皇子と大海人皇子の熾烈な兄弟ゲンカが見たい!」
―いつかドラマ化してほしいなぁ。。。

ではまた!

まごべえ

投稿日時:2024年01月16日 17時57分39秒

「編集者」の人気

こんにちは,まごべえです。
3月に入り,すっかり春めいてきましたね。
ポカポカ陽気とともに花粉も到来しているようで,
花粉症の方にはお見舞い申し上げます。

さてさて,
先日,とある教材メーカーのお客さんとごはん(とお酒)をご一緒させていただいた折,
「今って『編集者』を募集してもなかなか応募がないんだよね。。。」
というハナシになりました。
今の時期,「御社の今年の新入社員は?」という質問は
定番中の定番なのですが,
昨今は「応募すら少ない」という現状があるようです。

「人出不足」は出版・編集業界でも深刻なんですね。

自分が就活していたン十年前なら,編集者といえば
「具体的にどんな仕事してるかわからないけど,何となくかっこいい肩書の職業」
みたいなイメージがあったかと思います。
(個人差あります)
本が好きだとか,文章を書くのが好き…という思いでこの業界に足を踏み入れる人は
今でも少なからずいるはずですが,
そこに「ガクサン」という縛りを加えると,
たちまち「該当するもの(人)はありません」なんてことに。。。
東京以外のところで…というのもネックですね。

そもそも教材づくりって不人気…なんですかね。

ひるがえって考えるに,このような仕事がしたいと思えるには
「少なくとも学校の勉強はきらいじゃなかった」的な要素が
まずもって必要だと思います。
「教科書なんて卒業したら見たくもないわ!」という方には
おススメできませんし,そもそもやって来ないでしょう。
その時点でかなり少数派なのかなぁ。。。
教師を希望する人も減ってるといいますし。

でもでも,
ユーザーさんから「この教材のおかげで…」なんて言われることがあるなら,
たちまち
「やっててよかった編集者!」となる…かも。
(タラレバ話でごめんよ)

これから始まる小学改訂でもそんな声をいただけることを期待して,
頑張りたいと思います。

ではまた!

まごべえ

投稿日時:2023年03月09日 14時45分17秒

ところ変われば

こんにちは。まごべえです。
遅ればせながら今年の初ブログです。
最近,弊社のブロガーが増えたようで,何とも心強いです。

さて今回はYが書いてくれた前のブログを(勝手に)受けて,
「わたしの好きなものシリーズ」第2弾
紙の地図好きの話をしたいと思います。

地図にも,日本地図,世界地図,地形図などいろいろありますが,
今回は世界地図に絞ってみます。

子供のころから世界地図を見るのが好きでした。
家の自分の部屋には世界地図(周りに国旗が並んでいる)を貼っていました。
部屋には親戚が買ってくれた地球儀もありましたが,
こちらは早いうちから何となく部屋のオブジェと化していました(笑)。
世界地図が好きだったわけを考えると,
「色がカラフルだから」かなぁと思い当たります。
今でも色鮮やかなポスターやポストカードが好きなんで。
「三つ子の魂,百まで」ってやつですかね。。。

もう20年以上も前のことですが,弟が仕事でオーストラリアへ行くと聞いて,
「おみやげは(何がいい)?」ときかれる前から
「世界地図買ってきて」と頼んでいました。
はじめは「また兄がヘンなこと言い出した」と思ったようですが,
その理由を説明したところ,「探してみるわ」と承知してくれました。

そして買ってきてもらったのが,こんな地図です。


わかりにくいかもしれませんが,さかさまです。
オーストラリアがほぼ中央に描かれているのはともかく,
南半球が上,北半球が下になっています。
この地図,Down Under Mapというそうです。
―これが欲しかったんだよ~。

帰国した弟に「さがすの,大変だった?」ときくと,
「普通にお土産屋に何種類かあった」とのこと。
買ってきてくれた地図もきちんと折りたたんであって封筒入りでした。
お土産としてそこそこ有名なようです。

コロナが収束したら海外旅行,行きたいなぁ。。。 ―まずはパスポートの期限のチェックからですね。

ではまた!

まごべえ

投稿日時:2023年02月08日 14時21分32秒

「五十にして」知ったものは…

こんにちは。まごべえです。
しばらくぶりですが,お変わりないでしょうか。

11月になり,今年も残すところ2か月を切りました。
ハロウィンも過ぎ,クリスマスまではまだ少し余裕があって,
この静かな日常が心地よいです。

さてさて,今日は「論語」のお話を。。。
―ではなく,わたくしめの(やや)はずかしい話をご披露したいと思います。

「ウィズ・コロナ」の現下においては
店舗や施設の入り口に消毒薬と検温の装置が設けられていますね。
あの機械に顔を近づけて体温を計ってもらうのですが,
そこで表示される体温が,それまで自分の平熱と思っていた体温よりも
やや高いのです。
具体的に言うと,これまで自分で認識してきた「平熱」は35.7℃,
いっぽうで検温での「平熱」は(だいたい)36.1℃。
まぁわずかの違いといってしまえば,それまでなんですが。。。

ふりかえってみると,
コロナが流行るまで,外で検温されるときといえば,
原則,体調が悪いときなのです。
だから,自分以外の人に平熱を計ってもらったことは(まず)ないはず。
自分で計っていたから,計り方に不備があったことも考えられます。
で,ずっと,「自分は平熱が低いんだ。。。」と思ってきました。

というわけで本日のまとめ。
「吾,五十にして平熱を知る」

何でも,体の部位によって体温は微妙に異なるそうですので,
まぁ細かいことは気にしないようにいたしましょう。

寒くなってきましたから,お体ご自愛のほどを。
ではまた!

まごべえ

投稿日時:2022年11月02日 17時55分54秒

悩ましい手土産

こんにちは。まごべえです。
4月になり,新年後がスタート。
名古屋は桜が満開です。

さてさて,
当社では遠方の版元さんなどへごあいさつ等で伺う際には,
何かしら手土産を持っていきます。
これがいつも迷います。
というのも,「手土産に持っていく物は,自分で食べたことがない」
というケースがままあるからです。
駅のキヨスクで「名古屋土産ならコレ」だとか
「売れ筋ナンバーワン!」的なポップを見ても,
古くからある銘菓とかならまだしも,
イマドキのお土産になるお菓子などは
わざわざ自分用に買って食べる習慣がありません。
かといって,普段食べているような「地元のお菓子」ですと
お値打ちかつ庶民的すぎて,「よそいき」感がイマイチ…。
(コレ,「なご○ん」を想定しております。味は「ひよこ」とほぼ同じですが,
リーズナブルで個人的には大好きです。よく安売りしてるし。)
―でもって,手に取るのは結局いつもの「安心の定番」系…。

いやいや,
版元の皆さまに「またこれかよ…」と思われたとしても,
おいしく食べていただければ何よりでございます。。。

ではまた!

まごべえ

投稿日時:2022年04月04日 09時55分56秒

星の数ほどの「評価」

こんにちは。まごべえです。

今,いろいろな日常のシーンで
「評価」があふれています。
★の数で,お店も料理も映画も,
あらゆる人の「評価」にさらされています。

というのも,実は個人的に公開前から気になっていた映画が,
公開早々,ネット上で酷評されていると知り,
(それでも)見に行きました。
(あえて作品名は書きませんので,抽象的な話でスミマセン)

見に行く前に,すでに見た人の評価にざっと目を通してみると,
「★のつけようがないくらいひどい」(「金返せ」的な)
というコメントもあれば,
5点満点中の★3つ,4つあたりをつけている人もいます。
中にはさらっと,
「これは好き嫌いがはっきりする作品でしょう」
とコメントしてる人も見受けられます。
冷静な印象で,好感持てますね。

まぁ,何事においても
期待値が大きいと,がっかりしたときのショックも大きくなりますが,
前評判の期待値が高すぎるのでは,とも思います。
私なんぞは,あまりに低評価だと
「どんなにひどいんだろう」と
「怖いもの見たさ」感が先に立ってしまうこともある性格ですが。。。

近ごろでは「炎上商法」なんてのもありますから,
わざと一定のリスクを負ってでも話題になればよし…という
ドM的な発想もできなくはないわけですよね。
めんどい…

―ところで私の映画の評価,ですか?
 う~ん,★3.5かな(悪くはないけどビミョウ…)

もちろん,世の中には
「誰から見てもダメ」ということもあるわけで。
ことに仕事の面では
少数であってもそんな評価をいただくことのないように
今週もお仕事がんばります。

ではまた! まごべえ

投稿日時:2022年02月21日 11時19分02秒

イマドキの営業活動

こんにちは。まごべえです。
2月は立春を過ぎたあたりから,一段と寒くなりましたね。
皆さま,おかわりないでしょうか。

さて,コロナ禍は相変わらず続いておりますが,
そんな中でも私たちは日常生活を営み続けています。
もう慣れたこと,どうも慣れないこと,
いろいろとモヤモヤはありますけど,
毎日をしぶとく生きていくしかありません。

さて,
弊社も民間企業である以上,
営業活動を行って,取引先やお仕事を広げていくことが大事です。
コロナ以前でしたら,アポとって出向いてお話しして…が当たり前でしたが,
いまやそのスタイルは,そう簡単にできるものではありません。

今できることといったら,
主に電話やメールでのごあいさつや,ご機嫌伺いでしょうか。
―これがなかなか不自由です。

それでも,久しぶりにお声を聞いたり,
メールでのやりとりができたりすると,
あぁつながっているんだな~という(一方的な)安心感と,
なるべく早い時期にお会いしたいなぁという気持ちがつのります。

お互いに,はっきり「いつ」とは言えませんが,
またコロナ禍の間隙を縫って(!),
皆さまにお会いしたいと思います。
そのときは,よろしくお願いします。

まごべえ

投稿日時:2022年02月17日 10時19分43秒

決まったね!今年の漢字

こんにちは。まごべえです。
お久しぶりですが,お変わりありませんか。
今年もあと半月ほどとなりましたね。

さてさて,久々に出てきて何を言うかと思いきや,
「今年の漢字」
そう,清水寺のアレですわ。
昨日,発表されましたね。

実は今年,初の試みとして
弊社も応募に参加しました。
主催の漢検さんから応募用紙や投票箱,
お知らせのポスターなどの「参加グッズ」をお送りいただいて,
社員に投票を呼びかけました。
もちろん社員だけでは少ないので,
家族・友人・知人など参加いただける人はぜひ!ということにしました。

その結果をここに発表いたします。

応募総数 20票

第1位…「耐」 4票(全国集計では8位)
第2位…「金」 2票(全国集計では1位)
同率で…「打」 2票(全国集計では21位以下で順位発表なし)
第4位以下は各1票で
 輪(全国2位),翔(同6位),禍(同13位),復(同17位),
 再,光,接,抑,隔,放,嘘,波
という結果になりました。

応募に当たっては結構悩んだじゃないですかねぇ。。。
去年,今年はどうしてもマイナスイメージの字を連想しがちですが,
なんとなくそれも後ろめたいような…などなど。

でも参加に当たっては
「ボケ防止に楽しんだわ!」なんて前向きなご意見も
頂戴しましたので,やってみてよかったと思います。

投稿日時:2021年12月14日 10時43分47秒

ステキな休日,再開しました

こんにちは。まごべえです。
お久しぶりですね。
皆さま,お変わりありませんでしょうか?
ホント久しぶりにブログをのぞいてみたら,
若手ががんばってくれてるじゃないですか!
いや~,うれしいですね。
年長者たるもの,
ここは穏やかに見守るのがスジなんでしょうが,
なんせ黙っていられない性分だもんで,
それなら久しぶりにちょこっと参加してみようと思い立ったわけです。
さてさて,
私はこの週末,おでかけを再開しました!
コロナつごもりの日々も,
まぁちょこちょこ,近所に買い物とかは行ってましたが,
車で出かけるのは久しぶりです。
お目当ては,車で30分ほどのところの某美術館。
ようやく再開したと聞き,初めて行ってみました。
まぁ,そんなに有名どころではないこともあるんでしょうが,
休日の午前中,
お客はなんとワタシひとり。
貸し切りミュージアム!
おかげで,自分のペースで,
ゆったりのんびり作品を見ることができました。
それにしても,
非日常のなんとすばらしいことか!
現実逃避といってしまえばそれまでですが,
好きなものにどっぷりはまっていられる空間や時間は
ぜいたくそのものです。
「ぜいたくは『素』敵だ!」
戦時中,人々はこんなふうに
スローガンに,「素」の字を落書きして,気晴らしをしていたそうです。
(当時なら,これだけでも憲兵に引っ張られちゃいますけどね)
普通の生活ができるありがたさ,
忙しい日々だからこそ味わえるちょっとした解放感,
そんなことを思って羽を伸ばした週末でした。
ではまた!
まごべえ

投稿日時:2020年06月30日 09時46分18秒
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